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.htaccessファイルのブラウザキャッシュ設定してページを高速表示させる方法

Apache

Webサイトのパフォーマンスを改善するための一つの戦略は、適切にブラウザキャッシュを設定することです。Apacheサーバーで運用している場合、これは.htaccessファイルを使用して行うことができます。

ブラウザキャッシュとは

ブラウザキャッシュとは、ウェブブラウザがユーザーが訪れたウェブサイトの要素(例えば画像やCSS、JavaScriptファイルなど)をローカルストレージに保存し、それらの要素の再ダウンロードを防ぐ仕組みのことを指します。
これにより、ページの読み込み速度が向上し、サーバーの帯域幅が節約されます。

.htaccessでのキャッシュ設定

次に示すコードスニペットは、.htaccessファイルでブラウザキャッシュを設定する基本的な例です。
この設定では、さまざまなファイルタイプごとにキャッシュの有効期間を定義しています。

<IfModule mod_expires.c>
    ExpiresActive On
    ExpiresByType image/jpg "access plus 1 year"
    ExpiresByType image/jpeg "access plus 1 year"
    ExpiresByType image/gif "access plus 1 year"
    ExpiresByType image/png "access plus 1 year"
    ExpiresByType text/css "access plus 1 month"
    ExpiresByType text/html "access plus 1 month"
    ExpiresByType application/pdf "access plus 1 month"
    ExpiresByType text/x-javascript "access plus 1 month"
    ExpiresByType application/x-shockwave-flash "access plus 1 month"
    ExpiresDefault "access plus 1 month"
</IfModule>

上記の設定により、JPEGやGIF、PNG形式の画像はブラウザに1年間キャッシュされ、CSSやHTML、PDF、JavaScriptファイルは1ヶ月間キャッシュされます。

キャッシュされているかの確認方法

キャッシュが適切に設定されているかどうかを確認するには、ブラウザの開発者ツールを使用できます。Chromeの場合は以下の手順で確認できます。

  1. サイトを開いて、F12キーを押すか、右クリックして「検証」を選択します。
  2. 開発者ツールの「Network」タブを開きます。
  3. ページをリロードします。ネットワークタブには、ページで読み込まれた各リソースのリストが表示されます。
  4. 個々のリソースをクリックすると、そのリソースに関する詳細な情報が表示されます。この中に「Headers」セクションがあり、ここでレスポンスヘッダーの「Cache-Control」や「Expires」を確認することでキャッシュが適切に設定されているかを確認できます。

ブラウザキャッシュを適切に設定することで、ユーザーは素早くウェブサイトを閲覧でき、ウェブサーバーも余計なリソースを使わなくて済むため、全体的なパフォーマンスが向上します。
ただし、ブラウザキャッシュは設定によっては新しいコンテンツの更新が遅れるなどの問題を引き起こす可能性もありますので、設定には注意が必要です。

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